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癖毛の方必見! 梅雨時期の対策とポイント
  • 2018/10/22
  • ヘアコラム



夏が近くなってくると厄介な湿気の登場です。

梅雨の時期は毎日の様に雨が降り、湿気が多く髪の毛が広がったり、
うねうねとクセが強く出たりトラブルが多くなります。

特にクセ毛の方は広がりを強く感じることが多く、
1年で1番縮毛矯正のメニューの注文が多くなるそうです。

又、セットをしてもすぐに崩れてしまうという声も多いです。

少しでも湿気に対するストレスを減らしたいですよね。


そんな厄介な梅雨時期の湿気対策は様々な方法があります。



▼髪の毛の構造

髪の毛は平均すると約10万本生えており、1本が直径0.1m m前後とすごく細いです。
ですが内部を見てみると手巻き寿司のように3種類の膜でできています。

外側から順に、


・海苔の役割をするキューティクル

・お米の役割をするコルテックス

・キュウリの役割をするメデュラ




コルテックスは全体の85〜90%を占めています。

らせんのようになったケラチンというタンパク質からできており、
髪の毛の弾力を出す働きをもっています。

多数のコルテックス細胞が集まって、ロープのように繋がっているため、
縦に引っ張る力にはとても強いです。

又、メラニン色素が含まれていて、髪の毛の色や特性はコルテックスによって決まります。

パーマやカラーはこのコルテックスに作用することで、髪に発色や動きを与えています。


繰り返してカラーやパーマをされる際は、手触りで効果を実感しやすいキューティクルのケアだけでなく、
カラーやパーマの影響を受けているコルテックスのケアもしてあげると良いでしょう。



雨の日や梅雨の時期など、湿気が多い時にクセが出やすくなるのは、
コルテックスに原因があります。



▼梅雨時期にうねりやクセが出る理由




1番の大きな理由はダメージです。

様々なダメージにより、うろこ状になったキューティクルが剥がれていきます。
そしてコルテックスにためこまれていきます。

水分を吸い込んだ毛はどんどん膨張して、本来なら円錐の髪の毛が楕円形に歪んでいきます。
その歪みがクセの原因になります。




▼ダメージ対策




冬から春、梅雨時期にかけて気候の変化が激しく、
同時に髪の毛へのダメージも大きくなります。

紫外線は夏に多いと思っている方も多いですが、
1番紫外線が強いのは5月〜6月なんです。



髪の毛が紫外線に当たることにより、
キューティクルは酸化し、もろくなって剥がれていきます。

最近では髪の毛にスプレーするだけの髪の毛用の日焼け止めなどもあるので、
春先からしっかりと紫外線対策をしましょう。


キューティクルが剥がれていると、内部から大切な栄養も流れ出てしまいます。

女性の髪の毛の寿命は4年〜6年と言われていて、
ロングの方の毛先はそれだけの長い年月を紫外線などによりダメージを受けています。


ドライヤーをする時やお出かけする時には、
洗い流さないトリートメントなどを付けてあげると良いでしょう。



▼お手入れ方法




◯ブロー

しっかりドライヤーで乾かしながら、ブラシを使ってブローするのが1番おすすめです。
長持ちさせるには仕上げにハードタイプのスタイリング剤などを活用すると良いでしょう。







◯洗い流さないトリートメント

ドライヤーをする前と終わった後、
お出かけする前には洗い流さないトリートメントを付けましょう。
広がりが気になる方は重さのあるオイルタイプがおすすめです。

又、洗い流さないトリートメントは梅雨時期だけではなく、
冬には乾燥を防いでくれるので、1年を通して活用するのがおすすめです。




クセの強い方はヘアアイロンを使用したり、
梅雨時期だけ縮毛矯正をかけたりと方法はたくさんあります。

それぞれ手間や効果の違いがあるので美容師さんに相談してみるのも良いでしょう。